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2013-12-19  名言、いい言葉



条件が揃わないから動けない」という人は、

条件が見えないから動けないのではない。

動かないから見えないのである。 

<畑村洋太郎>






 エトセトラ <拾い読み>




<リーダーシップの法則>とは、自分が先に幸せになること

          〜犠牲のリーダーシップを越えて〜

                               池尾昌紀


一般的に、「リーダーシップ」と言われる視点には、犠牲が伴うというイメージが
あるように思います。
このやり方では、我慢したり、犠牲したりといった、自分のことは後回しにして、
誰かを助けたり、誰かのために働くことになってしまいます。

こうしたやり方をやってしまうリーダーというのは、自分の心の奥底に
「自分はだめなんだ」、「自分には力がない」などの思いが眠っていて、無意識に
こうした弱い部分を隠すために、がんばって誰かのために、あるいは会社などの組織の
ために、力を使ってしまう場合があります。
この場合、リーダーは自分の弱さという自らの問題に気がつくことができないまま、
リーダーシップを使っていると言えるでしょう。

だからこそ、犠牲をしたり、我慢をしたりすることになり、自分が楽しむということが
できません。
すると、こうした人の周りにいても、楽しい気持ちにはなりにくいですよね。

私たちの考える心理学の「リーダーシップ」とは、こうしたものとは違っています。
むしろ、全く逆の視点で、誰かのためにまず自分を大切にする、という視点なんですね。
一見すると、傲慢な、わがままな感じがするかもしれません。
でも、これは自己中心的な考え方とは違うのです。



どういうことなのかを、「山登り」に例えて説明させていただきたいと思います。

グループで山登りをしています。リーダーはあなた。後少しで山の頂上につく所まで
登ってきましたが、周りのメンバーは疲れて足が動かず、その場に座り込んで
しまいました。みんなは、あなたに先に行ってくれと主張します。
あなたならどうしますか?

先にご説明した、犠牲してしまうリーダーシップの視点で考えてみましょう。

みんなを置いて自分だけで頂上にいくわけにはいかない。
そこで、みんなを背負って頂上に登ろうとします。
ところが、それで頂上に行けるはずがありません。
結局、自分も疲れて倒れてしまい、グループの誰も頂上にいくことができません。

もし、ものすごい力持ちのリーダーだったら、それを可能にしてしまうかもしれません。
でも、リーダーがみんなを順番に背負って頂上に着いた時。
みんなはどんな感じがするでしょうか。
きっとリーダーはヘトヘトでしょう。息をするのもやっとかもしれません。
こんな状態では、頂上の美しい景色も、美味しい空気も味わえません。
そんなリーダーの姿を見たら、みんなも楽しめないと思いませんか?

つまり、犠牲で誰かを助けても、助けた方も苦しいし、助けられた方も苦しんで
しまうのです。

それでは、どうしたらみんなで頂上に行く事ができ、頂上の素晴らしさを楽しめる
のでしょうか。
心理学でいう「リーダーシップ」の視点でみた時の答えは

「みんなを置いて、自分だけ先に頂上に行く」なのです。

そして、頂上で、めいっぱい楽しみます。
頂上がどれほど素晴らしいところかをみんなに聞こえるような大きな声で言います。
空気が美味しくて、景色は壮大で、心が洗われるようだ。
ここにきたら、今までの苦労はみんな吹き飛んでしまうな、と。
すると、その声を聞いたみんなは、そんなに素晴らしいところなら行ってみたいと、
自分の力で頂上まで進んで行くことができます。

心理学のいう「リーダーシップ」とは、このように、まず自分が幸せになるやり方です。
自分が先に目標を達成し、モデル(ビジョン)になることで、みんなの励みになったり、
力になったりできるのです。

また、心理学では、リーダーシップの原則として「助けを求める声に応える」
という表現をします。

あなたの周りには、気がついていないだけで、あなたに助けを求めている声が
あるはずだ。その声に気づき、その声に応えようと思ってみる、という考え方です。

私たちは、リーダーの位置につくと、そのプレッシャーなどから、自分の考え
方や状況に囚われて、周りが見えなくなってしまうことがあります。これは、
チームが置かれている状況が切羽詰まっている時には、さらに起こりやすくなったりします。

そうすると、自分の心に余裕がなく、単に目の前の状況を変えることに思いが
いってしまい、全体が見えなかったり、進む方向がわからなくなってしまうことも
あります。

そんな時には、助けを求める声に応えよう、と思ってみてください。
今、自分は苦しんでいる。でも、周りにはもっと苦しんでいる人がいるかもしれない。
今まで気がついていなかっただけで、誰かが自分に声に出せない助けを求めているかも
しれない。

そうした声に応える時には、先の山登りの例を思い出して見て下さい。
そうした声に責任を感じたり、背負ってしまおうとする必要はありません。
声に応えるために、何をしようか、どこへ向かっていこうかと考えてみます。

ここでも大切なポイントは、自分の幸せを大切にすること。
つまり、楽しい、うれしい、といった喜びの感情を十分感じて、自分が幸せだ
と感じられる方向へ進んでいくということです。

あなたの周りに、心から楽しんでいる人、やりたいことがやれている人が
いたとしたらどうでしょう。
とても魅力的に感じて、そばにいたいと思ったり、その人が語る夢を応援
したいと思いませんか?

こうした自分の幸せに基づいた、楽しい、うれしいという気持ちから進んで
いくリーダーの元には、人は自然と集まってくるし、そんなリーダーに魅力を
感じて、一緒に力を発揮したくなります。

こうすることで、自分のためだけに目標を達成するのではなく、誰かのために
目標を達成する。
そのことで、自分がうれしいだけでなく、周りの人にも喜びを与えられる。
こうした喜びは、自分一人だけでなく、誰かとともに喜べるものになります。




<メルマガmag2 00001000037 「今週の心理学」より>



2013-10-31  名言、いい言葉



一度だけの人生だ。

だから今この時だけを考えろ、

過去は及ばず、未来は知れず、

死んでからのことは宗教にまかせろ。


 <中村天風>






 エトセトラ <拾い読み>



   -- 仕切りたがりやさんの心理 〜本当の自信を身につけよう --



デートの待ち合わせで相手を「待つ側」と相手を「待たせている側」では
どちらが優越感を感じやすいでしょうか?

次に、これを物事を仕切るということに置き換えてみましょう。

何事にも相手を「仕切る側」と相手に「仕切られる側」では、どちらが優越感を
感じやすいでしょうか?


答えは・・・多くの場合「待たせる側」「仕切る側」方が優越感を感じますよね。

この優越感を感じる状態は「自分に何か行動する選択肢がある」状態です。
逆に反対側は相手に合わせていて、自分に選択肢がない状態ですね。

どこかで私たちは「自分に何かしらの選択肢がない状態に置かれると、
ストレスを感じたり、閉塞感や不満感を感じること」が多いようです。

感覚的には自由がないといった感じでもあり、更に深く心理状態を見つめてい
くとどこか「劣等感」を刺激されているということも考えられるんです。
仕切られることは、どこかで自分は何もさせてもらえない、何もできない
状態になりますから、どうしてもポジティブな感情を感じにくい状態になりますしね。

ということで、仕切りたがり屋さんは優越感を感じ、自分は劣等感を刺激され
る・・・。確かに気分が良い状態ではないかもしれません。

ただそう考えていくと「何事も仕切りたがる人」の心理とは、「仕切られている側」の
心理からの回避だとも考えられるんですね。
とにかく自分が仕切る側にまわれば、誰かに仕切られる事はない、
仕切られる側の感情を感じなくて済むわけですからね。

つまり「仕切りたがり屋さん」はどこかで強く「劣等感」だけは感じたくない!
と思っている節がある。ということは、仕切りたがり屋さんの心の中には既に
「劣等感」が存在するんですね。平たく言えば、あまり自信がない状態である
と言えるんです。表面上はそう見えないとしても、です。


■さて、ここで出てきた「優越感」「劣等感」に関する話を進めていく上で、
とても参考になる心理効果があるんですね。それが「従属の効果」と呼ばれる
心理効果なんです。

「従属の効果」とは、相手を上手に持ち上げたり、自分を相手より下の
ポジションにもっていくと、相手をいい気分にさせることができるということ。
それにより自分自身の好感度を上げることもできる、というものなんです。

使い方によっては、とても有効な心理テクニックです。

ただ、対人関係でこの心理テクニックを使う時、気を付けたほうがよい事があるのです。

それがあなたの「自信」です。

平たく言えば心のゆとり、余裕のようなものですね。あえてピエロやいじられ役になれる
心の強さのようなものでしょうか。

逆に自分に自信がない状態、自分自身に慢性的な劣等感を感じていると、
従属の効果を狙ったけれど、相手に支配されている感覚・強い無価値感を感じ、
ひどく気分が悪くなったり、辛い感情を感じることがあるんです。

すると私たちは時として、相手に対して攻撃性を持ちはじめます。
要はイライラしたり相手を責めたい、批判したい気持ちが湧き上がってくるわけです。
誰もが相手の行動で自分の劣等感・無価値感を刺激されることが嫌なものですからね。


■ということで、仕切りたがる人、仕切られる人の関係は、双方どちらが「劣等感」を
感じるかの競争のようなものをしている状態でもあるわけです。

逆に自信がある人、心が成熟している人は、上手に従属の効果を使えるでしょうし、
過剰に人を仕切る=心理的なコントロールをすることも殆どないでしょう。

「自信のある人は、人を楽しませるゆとりがある」

本当の意味で素敵な対人関係を作るには、自分に自信や心のゆとりをもって、
相手をどう喜ばせようか?と考えることに尽きるんですね。もしあなたが誰かに
仕切られることで強い不快感や劣等感を感じているならば、それはあなたの中の
劣等感が本当に真実なのか?自分をもっと愛しましょう、をいうメッセージだとも
考えられるわけです。

最後に、あなたが自分に自信をつけ、心の余裕を持った度合いだけ、「どうし
て相手が仕切りたがるのか?」その理由がよく分かるようになってきますよ。

以上、参考になれば幸いです。


<今週の心理学【浅野寿和】 カウンセリングサービス mag2 0000100067 より>







2013-09-20  名言、いい言葉


たった一度の人生を

生きているのは、

あなた一人じゃないのよ。




(デュアル・ライフ、夏樹静子)






 エトセトラ <拾い読み>




◆ 机が汚くても「仕事できるヤツ」 ◆



--机の上がきれい = 仕事ができる、 この式は成り立たない? --




「デキる人の机はきれいに整頓されている」 「片付けで幸せになれる」
そんな既成概念を打ち破る研究成果が発表された。


米ミネソタ大学の報告によると、職場の机が整理整頓できているヒトの場合は、
その状態を保つことでより健全に業務を続けられる一方、できていない人の場合、
その状態が既存の枠を破って新しい発想や発明につながりやすいという。


アニメーターやデザイナーの机には参考資料の山ができ、崩れ落ちることもあるが、
「机の上がカオス状態だからこそアイディアがわく」「全く接点のないと思われる
モノの連想から、思いもよらぬ発想が生まれる」と主張し、読者に「散らかし」を
試してはどうかと勧めている。


整理整頓派と散らかし派。いったいどちらの言い分が正しいのか。コメント欄には
「モノを作るなら整理整頓だな。モノを創るなら、どうだろう?」と指摘する人がいた。
要するに作業的に「作る」ことと、創造的に「創る」「生み出す」のでは、適している
作業環境もおのずと変わるという解釈だ。


もしそうであるなら、お互いの仕事や性格を尊重してけなし合いはやまるべきだろう。




<週刊 J-CAST通信 夕刊フジ 2013/9/20号より>








2013-08-29  名言、いい言葉




新しいことに挑戦して失敗するのは
失敗とは言いません。
「一歩前進」です。

二回目の失敗も失敗ではありません。
これを「確認」といいます。

(ただし三回目の失敗は「単なるバカ」になるので
気をつけなければなりません)


(絶対に会社を潰さない社長の営業、小山昇)






 雑感



- 昭和がまた一つ…消えた -


8月22日、昭和の高度成長期に一世を風靡した歌手、藤圭子さんが飛び降り自殺した
というニュースが飛び込んできた。

時代はさかのぼり、昭和45年、私は上京後、入社研修を受けていた。
とある休日の夕方、新宿コマ劇場で映画を観ていたところ、幕間の舞台に二人の男女が
突然飛び上がってきた。

マネージャーらしき男の簡単な挨拶の後、ギターを弾きながら若い女の子が歌い始めた。
歌は「新宿の女」、デビュー前の藤圭子だった。


時は流れて40数年後、この衝撃的な訃報を聞きたまらず無性に彼女の歌を聴きたくなり、
ネットで調べてみた。シングルCDは在庫切れで4週間以上待たなければならず、
在庫のあるCD5巻セットを申し込んでしまった。

そして昨日、到着したばかりのCDを早速聴いてみた。
昭和を代表するヒット曲の藤圭子バージョンは、世間が抱くイメージに反してさわやかで
素直で、天性の歌唱力を堪能するに十分であった。又、昭和の童謡を唄う彼女は
明るくて別人のように覚えた。

「心の病」に翻弄され、数奇な運命を生きなければならなかった天才歌手に、合掌。


平成25年盛夏









2013-07-30  名言、いい言葉



『ひとつのものを「あきらめない」とは、同時に、


   たくさんのものを「あきらめる」ことでもあります』


<鎌田實>





 エトセトラ <拾い読み>




-- 【さすが決断が早い】 --




人と会った時に次のように天気の話をすることがありますよね。
「良いお天気ですね。」

するとたいていの場合相手は
「そうですね」
と答えます。そう、これは話法としてはもちろんYES誘導法。


これはこれで出だしの会話としてはOK。
そして、ここに暗示を加えるコミュニケーションスキルもあります。

例えば次のような会話です。
「とてもよいお天気なので、今日はいいことがありそうですね。」


これは「事実」に「暗示」をプラスした話法。
その日、天気が良ければ相手は
「そうですね」
と答えるので無意識に天気の良さと、さらに今日は良いことがありそうだということを
受け入れることになります。


もし、その相手とこれから交渉事が始まるのであれば、すでに「良いスタート」ができた
ことになる。


また、このスキルを使うと交渉時に次のような会話を行うこともできます。
たとえば相手の営業マンとコーヒーを飲みに行った時。
(自分)「何にしますか?」
(相手)「ホットコーヒーをお願いします。」
(自分)「さすが営業マンなので、ご決断が早いですね。」


こう言われた相手は自分が営業マンである事実を受け入れるとともに、決断が早いという
ことも受け入れたことになります。


その後、交渉に入り、決断を促す段階になると相手は先ほど「自分は決断が早い」と
受け入れているので、その日のうちに決断しようとする人が出てくるわけです。


心理学のフレーミング効果と似ているけれど、相手にフレーム(枠)をはめる前段階で
「事実」があるので、比較的受け入れやすくなっています。


<【酒井とし夫】商売心理学 0000257876.html メルマガより>






2013-06-18  名言、いい言葉



選択肢は、

「すぐにやる」

「いつまでにやると約束する」

「忘れる」。

この3つに留めておこう。



(チャンスを逃さない技術、ヘルマン・シェーラー)






 エトセトラ <拾い読み>






-- 稲盛和夫の経営哲学 --


日航を立て直した極意がここで語られています。


【人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力】



●最初は、よく見かけるようなものだったので「ふ〜ん」と思っていたのが、
その詳細を読んでうなりました。


それがこちら↓


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「能力」と「熱意」にはそれぞれ最低の0点から最高の100点まで評価を与えることが
できる。

「考え方」には、マイナス100点からプラス100点の範囲で評点を与えることが
できる。

嫉妬・ねたみ・憎悪などの否定的感情に支配されている人は、心構えがマイナスであり、
結果その人の人生もマイナスのものとなる。

逆に前向きで素直な考え方をもつ人は、簡単に成功を収め、すばらしい人生を送れるので
ある。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



●確かに「能力」と「熱意」にマイナスというのはないです。


ところが「考え方」には、マイナスもプラスも両方あります。


そうすると

【人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力】

の公式に当てはめた場合、

ある人の集客能力が80あって、熱意が90あったとしても、
考え方がマイナスだと、人生・仕事の結果は、マイナスになります。


反対に

集客能力が3しかなくて、熱意が3あったとしても、
考え方がプラスだったら、人生・仕事の結果は、プラスになります。


なるほど!!!


これには目からウロコがボタボタ落ちました。





●過去に会ってきた人たちを、この公式に当てはめるとピッタリ一致しています。


ある人は、何かをやろうとしたとき、「その成功事例は?」と聞いてきます。


それで事例を話すと

「あ〜、それはその人が元から持っている才能で成功したパターン。汎用的じゃないね」


その人は能力も情熱もそこそこある人だけど、結果がほとんど出ていません。


またある人は、興味を持ってしまったら「それはいいね!」と言って、すぐ始めてしまう
人がいます。


彼は、能力はけっこう劣っているけど、情熱と考え方はプラスの人です。


失敗もある彼だけど、多くの人をあっと言わせる結果をいくつも出しています。


本当に考え方次第なんだということを改めて実感しました。




<木戸一敏氏のメルマガmag2 0000107105 より>







2013-04-26  名言、いい言葉




美しさの法則


「白鳥は見た目は優雅だが、水面下ではせわしなく足を動かしている」
とよく言われている。

が、アヒルも同じことをしているのに誰も気にとめない。




<作者不詳>






 エトセトラ <拾い読み>





ー 埋没コストに惑わされないように ー




私たちは、常に正しい決断をしたいと願っています。

感情に惑わされず、理性によって合理的な決断をしたいと願っています。

しかし、色々な要因によって、私たちの正しい決断は阻害されます。

その一つに「埋没コスト」というものがあります。


たとえば、私が譲渡不可の歌手のライブチケットを1万円で購入したとします。

ライブの当日、体調が悪くなったので、ライブに行くよりは、家で少しゆっくりしたい
と思いました。

しかし、せっかく買ったライブのチケットがあります。

そこで、私は、無理をしてライブに行きましたが、体調不良のため、
十分に楽しめませんでした。

体調が悪化した私は思いました。

「ああ、こんなことなら家でゆっくりしていれば良かった」

ライブに行くか、家でゆっくりするか、という二者択一の時に、「家でゆっくりする」
という決断をすべきだったのに、ライブに行ってしまったのです。



何が起こったのでしょうか?

「埋没コスト」が働いたのです。

「埋没コスト」というのは、いったん投下して、回収ができない費用のことを言います。

ライブチケットは、1万円で購入して譲渡不可ですから、金券ショップにも売れません。
回収不能です。

私は、この1万円のもとを取ろうとして、無理をしてライブに行ったのです。

これが「埋没コスト」による正しい決断の阻害です。

投下した1万円は、すでにチケットになっているので、ライブに行くかどうかの場面で、
私が持っている権利は、「無料でライブに行く権利」と「家でゆっくりする権利」です。

そう考えると、体調のことを考えると、家でゆっくりする権利を行使するでしょう。


しかし、すでに投下した1万円のことを考えると、そのような合理的な判断ができなく
なり、なんとかして1万円を回収しようとし、無理をしてもライブに行ってしまうのです。

この「埋没コスト」の呪縛から逃れるには、投下した費用のことを考えず、
今と将来のみを見ることです。


交際相手と別れる時、「埋没コスト」が働くと、「あれだけ尽くしたのだから、
すぐに別れられない」「あれだけ金を使ったりプレゼントをあげたりしたのだから、
簡単には別れられない」などと思います。

しかし、大事なことは、すでに投下した時間や費用ではなく自分の今と将来です。

「埋没コスト」に引きずられないようにしましょう。



<弁護士 谷原誠氏 メルマガより 原文のまま (マガジンID:0000143169)>


2013-03-29  名言、いい言葉


限られた時間を有効に使い、仕事だけの人生にしないために、

無駄な時間はどんどん削っていきましょう。

それには、「やってはいけない」ことを定めた

『NOT−TO−DOリスト』の作成が有効です。 


<勝間和代>





 エトセトラ <拾い読み>





-- 売れるお店とは --



 ◆売れないお店。

 先日の金曜の夕方のこと、
 ネットを見ながら持ち運びに便利なノートパソコンを
 探していました。


 いろいろと調べた結果、あるサイトの海外メーカの
 ノートパソコンが目に止まりました。
 軽量で持ち運びに便利そうです。


 何よりもバッテリー持続時間の長いところが気に入りました。


 人というのは不思議なもので決めるまでは
 あれこれと時間をかけて比較しますが、
 「欲しい!」
 と思うとすぐに手に入れたくなります。



 翌週の火曜日に出張の予定があったので
 その時に携帯したいと思ったのです。
 ということはその日が金曜ですから、
 発送してもらって月曜には届けて欲しかったわけです。


 その日は金曜でしたから、
 もしかしたら土日は配送をしていないかもしれないと思い、
 価格ドットコムで調べたお店に在庫を確認すべく電話をしました。



 (私)「あの〜、○○のノートPCは今日の発送できますか?」
 (店)「もう今日の出荷時間はお終いですから、ダメです。」
 (私)「すぐにサイトからクレジット決済しても間に合わないですか?」
 (店)「今日の配送は終わりました。」



 ◆売れるお店。

 他のお店もいくつか当たりましたが
 やはり週末の夕方近かったので
 どこも「無理です。土日には配送していません」という返事でした。


 もう一店それほど価格は安くないお店が
 あったのですが念のためそのお店にも
 電話をしてみました。



 (私)「あの〜、○○のノートPCは
 今日の発送できますか?」

 (店)「もう今日の出荷時間はお終ったのですが、
 ちょっと在庫確認して配送の者に確認とって折り返し電話しますね。」


 ということで電話を切って待つこと3分。
 そのお店から電話がかかってきました。


 (店)「すみません。やはり今日の出荷は難しいです。ごめんなさいね。」
 (私)「いえいえ。わざわざ調べて頂いてありがとうございます。」


 ・・・というようなことがあって、
 実は今週そのパソコンが我が家に届きました。


 もちろん、通うの出張には間に合わなかったのですが、
 今は私の手元にあります。


 さて、私はどこのお店でこのPCを買ったのでしょう?



 ◆商品を売っているのではない。

 さて、私はどこのお店でこのPCを買ったのか?
 ・・・もちろん最後に電話したお店です。


 そして、本当に私が買ったものは
 PCではなくそのお店の「応対」だったのかもしれません。


 どこのお店で買っても同じPCが届いたはずです。
 しかも、納期も同じです。
 さらに価格は最後に電話したお店が一番高かったのです。
 決して「商品」や「価格」で選んだわけではないわけです。



 これはノートPCの話に限った話ではありません。


 和菓子であっても、文具であっても、野菜の販売であっても、
 靴であっても、下着であっても、ワインであっても、
 家電であっても、花であっても、本であっても・・・同じ。。


 私達はモノを買っているように思っていますが、
 本当は私達は「商品」や「価格」でモノを
 買っているのではないのかもしれませんね。



<【酒井とし夫】商売心理学 0000257876.html メルマガより>








2013-01-09  名言、いい言葉




子供の成長に必要なものは

  適度の貧乏と

  豊かな自然と

  親の愛情である。


   (俵萌子)




 エトセトラ <拾い読み>



   - ご褒美は、最初に与えろ -



気持ちをアップさせる、一番シンプルな方法は「ご褒美」です。

たとえば水族館で、アシカやイルカは、何か芸をするたびに、ご褒美をもらいますね。

「芸の楽しさを知るべきだ!」
「観客に喜んでもらえることを幸せに感じろ!」
なんて言ったとしても、アシカたちは聞きません。当然です。
やはり、エサがないと、動物は動かないわけです。

これ実は、人間も同じですね。

やはり大半の人は、「給料」があるから働きます。
どんなに楽しい仕事であったとしても、完全にタダだったりしたら、継続するのは
困難になります。
報酬があってはじめて、人は何かをするエネルギーになりえるのです。


このように、人間にとっても動物にとっても、もっとも大きなパワーを生み出すのは
「報酬」こと「ご褒美」。これを明確に認識してください。

「楽しさ」というのも大切なんですが、やはり「報酬」が何より強い、ということを
覚えておくのです。

言ってみれば、まず報酬ありきで、仕事や勉強を始める。

ただその中で、やっているうちに、楽しくなる…
というのが理想的。自然な流れです。


しかし報酬そのものをナシとして、楽しさだけで何かをする…というのは、
非常に難しいわけですね。



◆ あとから与えるよりも…

実際に心理学では「報酬効果」というものがあります。

何かの行為にたいして、報酬を与える。すると行動力は爆発的に高まります。

みなさんもそれを無意識に知っているかと思います。

だからこそ、
「これが終わったら○○していい!」
「勉強さえやりとげれば、こんな風に遊べる…!」
なんて考えて、気持ちを高めようとしているのではないでしょうか。


ただ…。
それでもみなさんは、
「報酬を設定したのに、そこまでやる気が出ない…」という体験もあるかもしれません。


そう。
実はこの報酬効果。

ただそのまま「何かをしたら与える」だけでは、そこまで大きな効果がないことが
分かりました。


それよりも大きな効果を持つのが、
「先に報酬を与えて、失敗したら取り上げる」
という方法だったのです。


◆ 報酬そのものは、そこまで効果がない…?

ハーバード大学の心理学者、ロナルド・フライヤーらは、教師を対象にして、
こんな調査を行いました。

まず彼らは、多くの教師を2つのグループに分けて、


「生徒の成績が上がったら、1500ドルの報酬をあげる」と伝えた場合

 何も言わなかった場合

としました。


このとき、初年度のみ、Aの方が生徒の成績はアップしました。
しかしそれ以降は、AもBも、あまり大きな差が生まれなくなったのです。


それよりも大切なのは、先ほど言った
「先に報酬を与えて、失敗したら取り上げる」
という方法。


実は人間、「まだ得ていないもの」よりも「すでに得ているもの」を、
より高く見積もる傾向があります。

これを「授かり物効果」と呼びます。

たとえばですが、ある異性が、

「あなたと付き合おうと思ったけど、やめた」

と言ってきたら「あぁそうですか」と思うはず。

しかしすでに付き合っている恋人が、

「あなたと別れたい」

と言いだしたら「ええええええ!?」と思いませんでしょうか。
(どうぞどうぞ、と言う方はご注意ください)


とにかく自分の近く、自分の手元にあるものが去るというのは、
何より大きなショックなのです。
いえ、恋人というたとえでインパクトが強すぎるのなら、他のたとえでも同じです。

コップでも家具でも、何でも構いません。
「このコップ、あなたにあげようとしたけど、やめた」

と言われても「あっそう」ですが、やはり同じく、
「あなたが持ってるコップ、持っていくね」

と言われたら、やはり愛着も湧いており、ショックは強いはずです。


いずれにしても、人間、「手に入っていないものが、得られるか得られないか」
というよりも、

「すでに手に入ったものが、なくなってしまうか、そのままか」

というのは、より強いインパクトがあるのです。


実際に、こんな実験もあります。

やはり教師を対象にして、年のはじめに、「4000ドル」を渡します。

そして「もっとも成績が良くなったら、あと4000ドルをプラスして渡します」

「しかし成績が悪かったら、最初の4000ドルを返してもらいます」

と伝えました。

するとこの場合、生徒たちの成績は10%も向上し、それ以降もこの効果は続いたのです。



◆ 誰かを動かそうとするときも。

またもちろん、あなたの恋人や子供などに行うのもアリです。

先に何かをプレゼントしてあげる。もしくは、買ってあげる。

そして、

「ただ、○○をしてくれなかったら、これは返してもらうよ」

と言う。

そう伝えれば、相手は必死にそれをやるはずです。


いずれにしても、「いつか得られるかもしれない何か」よりも、
「新たに得られたものを失うかどうか」というのは、何より強いインパクトが
あるわけです。


<セクシー心理学mag2 P0000014 より>




2012-11-30  名言、いい言葉



一生の終わりに残るものは、

我々が集めたものでなく、

我々が与えたものだ。


(置かれた場所で咲きなさい、渡辺和子)




2012-10-29  名言、いい言葉



 『ディズニーランドはいつまでも未完成である。

          現状維持では、後退するばかりである』



          (ウォルト・ディズニー)




 エトセトラ <拾い読み>



     ◆ たった8文字の違い ◆



ーあるラーメン屋の看板が気になりました、面白い、店主の気持ちが表れていますー


看板に、

 『おいしいスープを準備中』

 『今日もがんばって商い中』

 と大きく書かれています。


 上の看板は単に『準備中』だけでもよかったはずです。
 下の看板も単に『商い中』だけでよかったはずです。
 そして、実際にそういう看板を出しているお店が多いです。

 でもあえて
 『おいしいスープを準備中』
 『今日もがんばって商い中』
 と書いてある。

 『準備中』
 と 『おいしいスープを準備中』の差はたった8文字。

 でも、たった8文字だけど
 そこに店主の思いやこだわりやお客さんを思う心が読めますよね。

 朝早くからスープを仕込むから疲れるよね。
 でもお客さんの喜ぶ顔と
 「おしかったよ!」
 という一言を聞くために『今日もがんばって商い中』なんだね。

 きっとこの看板を見て何かを感じて、このお店のファンになり、
 お店に入り、それからずっと通うようになったお客さんも大勢いるはずです。



 ◆難しいこと、高いことをありがたがる心理。

 商売が上手くいかないと「隠れた儲かる秘訣が何かあるはずだ。」
 「コストをかけないと売上げが上がらない。」と思いがち。


 これは難しいこと、高価なもの、自分の知らないことに秘訣や秘術があると
 思いこむ人間の心理です。 こう思っている人は大勢います。


 でも、「おいしいスープを準備中」なんて誰でも書けますが、
 実際に看板やメニューにこのような一言をわざわざ加える人は少ない。

 単に、面倒なんです。だからやる人が少ない。

 そして、隠れた秘訣を手に入れるか、コストをかけなくちゃダメなんだ、
 ということを言い訳にして、やらない理由を正当化しちゃう。

 それが人間の心。

 誰でもできるけど、面倒だからやらない。
 きっと、上手くやっている人は何か複雑で金のかかることをやっているのだ、
 だから自分にはできなくてもしょうがない。
 と、自分をなっとくさせるのが人間の心。

 難しいことをやるのではなく誰でもできるけど、やる人が少ないことをコツコツとやる。
 たった8文字だけれども心を込める。こだわりを込める。
 お客さんを思う心をそこに込める。

 それがお客さんに伝わるのです。


<【酒井とし夫】商売心理学 メルマガより>
http://www.mag2.com/m/0000257876.html





2012-09-27  名言、いい言葉



『とにかく具体的に動いてごらん

   具体的に動けば 具体的な答が出るから』 


   (相田みつを)




 エトセトラ <拾い読み>




「いただきたい」という丁寧な言葉は、実は売り込みだった!



一貫性のない営業マンはこんなことを言います。

「この機会にぜひ一度、この商品の説明を聞いていただけたら非常に嬉しいのですが〜」


一貫性のある営業マンは、

「もし、必要かなと感じたのでしたら説明しますが〜」
と言います。


●この違いは、
・自分都合で売ろうとしているか
・相手が必要かどうかを知ろうとしているか
の違いです。


前者は「聞いていただけたら非常に嬉しいのですが〜」
と一見すると丁寧な感じを受けますが
「聞いて欲しい」と求めた発言で
その求めに応じなければ嬉しくないという
自分都合(=一方的)トークです。


後者は一見すると高飛車なように聞こえますが
相手が説明を求めているかどうかを知ろうしている
相手目線(=双方向)のトークです。



●自分都合(=一方的)は関係を築くことは一切考えていない行為であり、
相手目線(=双方向)は関係を築こうとする行為です。


「与えたものは返ってくる」という法則があります。

「求めるんだったら先に与えよ」ということです。

つまり、「説明を聞いていただけますか?」と求めてばかり人のは、何も返ってこない
(契約にならない)わけです。

一方、「必要なら説明しますよ」「ではお願いします」と言われて説明することを
与えていることなので契約として返ってくるんです。



「やらねば」が「やりたい」に変わる!みとめの3原則!
(木戸一敏氏発行 mag2 0000107105 より)





2012-08-30  名言、いい言葉



他人に貢献することは
      この地球での
      あなたの居場所に払う家賃である

         - モハメド・アリ -




 エトセトラ <拾い読み>



☆違うものをプレゼントしよう


マモル:「この前行ったレストラン、また行く?」

ナオミ:「えー、また行くの?違うところにしようよ」

マモル:「でも、美味しいって言ってたじゃん」

美味しいお店にもう一回行く。
その感覚が伝わらないことに、マモルはとまどいを感じるのであった。



■女性の方が飽きっぽい?

男性の中には、毎日お昼ご飯を同じメニューでも飽きない人がいます。
カレー、牛丼を毎日食べている男性、たまにいますよね。
男性は「一度良いと思ったものは、繰り返し使う」ことが多いです。
そうすれば、間違いや失敗がなくなるからです。

男性は成功体験があると、その成功体験に従って次も同じ行動をとることが
多いそうです。



特に日常に関係するものであれば男性は成功体験を重視します。
「変な物好き」の男性でなければ、「これで良いよ」という考え方をするのですね。

女性はというと、毎日同じお昼ご飯を食べる人はほとんどいません。
どうも、2日連続程度でも飽きてしまうようです。

女性は「小さな変化」を好みます。

成功体験を積んだとしても、また違う新しい体験をしたいと女性は考えるのです。


■違うデートを

ここで大事になってくるのが、デートやレストランです。
女性は変化を好むため、一度行ったデートスポットに行くよりも他の場所に行く方が
喜びます。

男性は「ここは喜んでもらえたからもう一度」と思うのではなく、
「ここは一度行ったので別の場所を」、とデートの時には考えるようにしましょう。


小さな変化をどんどん入れていけば、それだけで女性に満足してもらうことができます。
デートは相手に楽しんでもらうことが本質。
自分視点を相手視点に切り替えることが大切なのですね。

<メルマガ 男心と女心 織田隼人氏より>





2012-07-31  名言、いい言葉



人間の幸不幸は、 折ふしのその一言を 言えるかどうかにかかっている。
破滅も再生も、別離も出会いも、 折ふしの「さよなら」があってこそなんだ。

(降霊会の夜、浅田次郎作品より)


<「いい言葉ねっと」 http://www.e-kotoba.net/>



 エトセトラ <拾い読み>




大切なことは変化を当然のこととして受け止め、
それに順応していく気持ちや振る舞いである。

 
桜井昇一『雀鬼流無敵の勝負論』より


桜井昇一さんはプロの代打ちとして20年間、1度も負けることなく引退した
「伝説の雀士」と呼ばれている人物です。

昭和30年代後半、大学在学中に麻雀を覚え、半年でフリーに。
実業の世界に身を置く傍ら、20年に及ぶ代打ち生活がスタートします。

引退後は、麻雀を通じて人間力を高める「雀鬼会」を主宰。
若手、後進の指導・育成に努めています。

桜井さんを信奉する方は多く、スポーツ選手や経営者など多岐に渡っています。


桜井さんは「自然」こそが一番強いと常々言い続けていらっしゃいます。
波や風を感じることがこの上なく好きであり、大勝負の前になると無意識に
葉っぱや石ころなどをポケットの中に入れていたなんてことも。

桜井さんの強さの秘訣。それは、全て「自然」から学んでいる
ということに特徴があるのです。

例えば、「自然」を理解している人は、「変化」を当然のこととして受け止め、
それに順応していく気持ちや振る舞いを持っています。

そもそも「自然」は変化し続けるもの。
桜の花や紅葉を愛でたり、雪を楽しんだり、自然を味わうことは、
自然が変化するからこそ出来ること。

一方、「自然」は厳しい一面も持っており、
例えば、8000メートル級の山に挑む登山者であれば、
山の天気の変化にじっと耐え、その変化に対応しなければ死が待っているのです。

「自然」と深く理解していれば、「変化」に対する対応力も身につくようになる
というわけです。

しかしながら、人間がこしらえた豊かで快適な文明社会は、
実は変化への対応ができなくなった社会であると桜井さんは警告しています。

変化を恐れ、対応出来なくなるとどうなるか?
例えば、恋人の心が変化し、自分を好きになってくれなくなった時、
そこに妬みや恨みなどの悪い感情が生まれてくることになるのです。

「変化」を理解している人は、「いい時もあれば悪い時もある」という真理を
理解しているため、悪い状態になっても「また元に戻る」と必要以上に落ち込むことが
なくなります。

しかし、変化を理解せず、恐れているとさらに悪い方向に自ら踏み入ってしまうことも
あるのです。

最近増えている、自分勝手としか思えない短絡的で残虐的な事件の数々も「変化」に
対応出来なくなった感情が生み出した産物であると感じずにはいられないのです。

環境問題が叫ばれている今、私たちは「自然」に対し、もっともっと触れ合う機会を
持つべきなのかもしれませんね。

<運の達人 mag2 0000125481 より>




2012-05-15  名言、いい言葉



人間とは不思議なものだ。他人に助言したことが、

実は自分がしなくてはいけないことであるということが多すぎる。





 エトセトラ <拾い読み>




=    信頼という名のギフト   =


パートナーが問題などを抱え、困っているときに、「私にはいったい、なにができる
のでしょう?」というご相談を受けることがよくあります。


これは、パートナーだけではなく、相手が家族や友人である場合にも通じるのですが、
そのようなとき、もっとも不毛といえるのは、あなたもいっしょになって心配したり、
混乱したり、振り回されたりしてしまうことです。


心配してしまうということは、言い換えると、そのパートナーや家族、友人のことを
「ちっぽけに扱っている」ということです。
「その状況を超えていく力が、この人にはない」という目で、あなたがその人を見ている
ということに、まず気づく必要があります。


そういうときは、その人を追い込んでいる人や物事、たとえば会社の上司や仕事に対し、
怒りや憎しみを感じてしまいがちです。
が、よくよく見ていくと、「こんなにか弱く、なにもできないうちのダーリンに、
よくも、そんな偉大な仕事を押しつけたわね!」と怒っていることが多いようです。
ご主人をちっぽけに扱っていることがわかりますね。


ここで、あなたに必要なのは、信頼です。
信頼とは、パートナーや家族、友人、そして、その人たちに関わる人たちを、
「より強く、より愛にふさわしい人たち」と見ることです。


たとえば、あなたのご主人に無理難題を押し付けてくる会社の上司。
違う見方をすれば、「これぐらいのことはできるだろう? だって、きみには十分な
実力があるからね」とご主人のことを評価してくれていると見ることもできるはずです。


また、あなたは、「うちのだんながお人好しだからといって、無理な仕事ばかり、
どんどん押しつけて!」と、ご主人の会社の上司に怒りを感じるかもしれませんが、
じつはご主人のいちばんの売りは、まさにこのお人好しな部分かもしれません。


ところが、あなたには「なめられている」と感じられてしまい、そのいちばんの
セールスポイントをなくすように促したとしたら、ひょっとして、ご主人は“ただの人”
に成り下がってしまいませんか?


そのお人好しは、たぶん、あらゆる男性のそれと比較しても光り輝くほどのお人好しぶり
であって、だからこそ、あなただって彼の嫁になったほどのお人好しなのです。
それは彼が多くの人に与えることのできる素晴らしさです。
あなたは“私だけのギフト”にしてしまってはいけません。


「私がこれだけあなたの価値を見ているように、みんなもあなたの価値をわかっている
はずよ。あなたはもっとお人好しらしく、“あと少しなら仕事を入れられますよ”ぐらいは
言ったほうがいいわよ」というアドバイスができるぐらいのあなたでいてほしいのです。


すると、あなたの代わりに彼の同僚が、
「いくらなんでも、彼ばかりに詰め込みすぎじゃあ‥‥?」と心配してくれたり、
上司も「いつもきみばかりで申しわけない」とねぎらってくれたりするかもしれません。


そして、お人好しであるあなたのご主人が、「いえいえ、こんなことぐらいしか取り柄が
ないですから‥‥」などと言おうものなら、そのお人好しはますます燦然とした輝きを
放ち、人々の知ることとなるでしょう。


彼のことを“心配”しているとき、あなたは、「この人の素晴らしいところを、
人は認めるどころか、つけこんで、むしゃぶりつくし、食い尽くし、そして、
最後はゴミのように捨てるんだろう」と思ってしまいます。


反対に、“信頼”の目で見ていると、
「彼のこの人のよさを見て、多くの人が“この人だけは守ってあげなきゃ”と思うはず。
だって、私がそう思うんだもん」と思うことができるはずです。


そして、あなたは声高らかにご主人に言うのです。
「いい? あなたは私を筆頭に、みんなから愛されるのよ。
そのわけはね、自分ではまったく気づいていないかもしれないけど、
あなたはとってもお人好しだから。そしてね、それはとっても大事なことなの。
“自分にはなんの取り柄もない”とか思っちゃダメよ。あなたは素晴らしすぎるのよ」
こんな魔法をかけてあげてほしいわけです。


怒られたり、批判されたりして、人は成長することはありません。
あなたがパートナーにできる唯一のことは、その人が「愛されるにふさわしい」、
「成功するにふさわしい」、「人から評価されるにふさわしい」と信頼しつづけて
あげることなのです。


<神戸メンタルサービス mag2 0000010076 より>




2012-03-30  名言、いい言葉





見透かされる幸せ。弱さを見つけてもらえる幸せ。

それがないように見えたら、愛されなくなるかもしれない。

(作者不詳)





 エトセトラ <拾い読み>




      『噂ですが・・』



噂話が好きな人がいます。
「あの人はいつもにこやかだけど、本当は冷たい人なのよ。
この間もこんなことがあってね。」

「あいつは有名だけどどうしようもないヤツだよ。
今までさんざんかわいがってやったのに、売れたとたんに何の連絡もしてこない。」

「あの奥さんは親切そうだけど、
普段はかなりきつい人なんだよ。」

「あの社長は下請け泣かせらしい。
出入りの業者を脅していたよ。」

「誠実そうに見えるけれど、
あいつほど約束を守らない男はいない。」


この手を話を聞くとなんとなく「イヤな気持ち」になります。
実際に人の噂話をすることは、
噂をしているその人にとってメリットがあるのでしょうか。



実はこのことを調べた心理学実験があるのです。
オハイオ州立大学ニューアーク校の心理学者ジョン・スコウロンスキは役者が
第三者について噂話をしている様子をビデオに撮影しました。
この噂話には「あいつは動物が嫌いでね。今日も買い物に行く途中で子犬を見たら、
蹴飛ばしていたよ」といった話も含まれていました。
そしてそのビデオを実験の参加者に見てもらいました。


さて、ビデオを見た後で参加者は噂話の話し手(役者)にどのような印象を
持ったと思いますか?

参加者は一致して話し手(役者)を嫌な人間だと感じたのです。
(参照:「その科学が成功を決める」リチャード・ワイズマン著 文芸春秋)


もし、誰かが第三者の噂話をした時、聞き手は無意識のうちに
「話し手」を「第三者」に重ね合わせるのです。これを自発的特徴変換と言います。


つまり、あなたが
「あの人はいつもにこやかだけど、本当は冷たい人なのよ。
この間もこんなことがあってね。」

と口にすると、聞き手は無意識のうちにあなたを
「いつもにこやかだけど、本当は冷たい人」と特徴づけます。


だから、この手を話を聞くとなんとなく「イヤな気持ち」になるのです。
「いつもにこやかだけど、本当は冷たい人」が目の前に居るのですから。


そして、逆もまた真なり。
「あの人はにこやかで本当にいい人よ。この間もこんな気遣いをしてもらったのよ。」
と口にすると、聞き手は無意識のうちにあなたを「にこやかでいい人」と特徴づけます。


第三者に関する悪い噂話には本人が話したいことを口にしてすっきりするという
以外にはメリットは無いようです。


くれぐれも他社、他店、他者の噂話を口にする時はご注意を。。。。



<【酒井とし夫】商売心理学 メルマガより>
http://www.mag2.com/m/0000257876.html







2012-02-29  名言、いい言葉



 『なにかをやらせたいと思ったら、
   いちばん忙しい奴にやらせることだ。
     それが早く的確にことをすませる方法である』

         <ナポレオン>




 エトセトラ <拾い読み>



★ 『クエスチョンの主張』 ★


あなたは今、主婦です。
さて、あなたのダンナ、もしくは奥様が、最近帰りが遅くなっています。
今日は早く帰ってきて欲しいと思いました。


さてこんなとき、何て言いますか?


1「今日は何時くらいに帰れそう?」

2「いつも帰りが遅いね」

3「今日は7時には帰ってきてね」



では、解説です。

実はアメリカの心理学者であるジョーンズ(1982)によると、
「人間関係があまりうまくなく、抑うつ的になりやすい人間ほど、
『質問をするのが上手ではない』」そうです。

質問力=コミュニケーション力と言い換えることができます。

実際にコミュニケーションがヘタな人というのは、たいてい人の話を聞かず、
自分の話をペラペラと話してしまうものです。
また、場にそぐわない話を突然にすることもあります。
さらに自分の言いたいことをうまく表現できず、黙り込んでしまう人もいます。

もしあなたにその傾向があるのなら、とにかく「質問をする」こと。

実際に会話上手の人というのは、『話すのがうまい』のではありません。
『聞くのがうまい』のです。

そして聞くことのためにもっとも大切な方法こそが「質問」なのです。

たとえばあなたに主張があるのなら、とにかくまずは、
そのトピックに関して「質問」すること。

この時点では、とにかくソフトに。
単なる話題の一つとして、軽く聞いてください。
すると相手は自分の考えを話すことになります。
その上で、「そっか。もし可能だったら、こうしてくれると嬉しい」と伝えるのです。

相手は自分の話を聞いてもらった手前、「自分も相手の主張を聞かないとな…」
と思ってしまうものです。


逆に、いきなりあなたから主張すると、相手は「えっ! うるさいな…」
と気持ちを閉ざしてしまいます。


よって正解は1番。

相手が「8時くらいかな…」と言ったら、
「なるほどぅ。可能だったら、あと1時間だけ早く帰ってきてくれると嬉しいな」
と言うことです。
2番や3番は命令として感じたり、ネガティブに思う人もいるでしょう。

<メルマガ「セクシー心理学」より>





2012-01-31  名言、いい言葉



   倹約、拾両

    儲け、百両

     見切り、千両

      無欲、万両


      <井原西鶴>




 エトセトラ <拾い読み>



☆ 今を楽しむ ☆


= 「楽しむ」ためのキーワードは、「今」 =



  今やることを楽しむ(味わう)、今楽しめることをする、

  今持っているものを使って楽しむ、今まわりにいる人と関わって楽しむ、

  今の季節を楽しむ、今の年代を楽しむ、今の時代を楽しむ、

  今この場/ポジション/境遇/環境/社会の中で楽しむ、

  今できるやりたいことをやる、今だからできることをやってみる、

  今の生活を楽しむ、今の人生を楽しむ、・・・。



 このようなことをヒントに、「今を楽しむためには?」と考えてみると、
その時々に何か思いつくことがあるのではないでしょうか。 
それで思いついたものは、現実的な楽しみではないかと思います。
すぐに実行できることも多いでしょう。

 「今を楽しもう」という気持ちなる時間が、
  もう少しあってもいいのではないでしょうか。

 「今」より「将来」を大切にする人は、その「将来」になっても
  そのまた「将来」のために時間を使ってしまうのではないでしょうか。

 「今」を大切にできるようになれれば、「将来」もその「今」を大切にできます。
 「今を大切にできるようになる」というのは「将来」のためでもあるのです。


 <http://www.din.or.jp/~honda/ (幸せのホームページより)>






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